集団の中の孤独

前回の記事で「大勢の中にいる時の孤独」について触れました。村社会の中で仲間はずれにされている寂しさとか、それに近い類ものを感じます。
今日は社内失業中に感じた、それに関連した話を一つ。
毎週1回、プロジェクトの進捗会議の場が設けられます。私はそこで議事録を取るのですが、そこで「あぁ、私はこのプロジェクトの人間でもなく、本当に仲間はずれなんだな」と言うことに今更ながら気づきました。

議事録自体はもう一年半近くは取り続けていて、最初は一言一句逃さぬ覚悟でメモを取り、ボイスレコーダーを駆使して作成していました。
そのうち議事録というよりは「会議中に出た課題を忘れない様にメモする係」としての役割を担ってほしいと言われ、そのオーダーに沿うべく努力しました。
ただこれが難しい。まず社内ニートですから案件に関わっていないので流れがわからない。
誰が何をしてどう動いているのか。
そもそもそれをすべて把握している人はいないだろうに、1割も理解していない人間に議事録を取れと言われても限度があります…

ここで冒頭の話に戻るのですが、「8人くらいが集まって、彼らだけが理解している共通の話題を聞き、メモを取る」という行為や立場がとても「多数の中の孤独」感を与えてきていたのだと分かりました。